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30代で、旦那(48)の介護をしているキザルと申します。若いうちから介護?と思った方は自己紹介のブログも読んでもらえると嬉しいです
脳出血になり、長いリハビリを終えて退院してきた時、旦那は病院では気にしなかった事が気になって仕方がなかったようです。
それは、外出しないと出来ない事をどうやってやるか?
例えば、ヘアカットとかヘアカットとかヘアカット…
旦那はいつも美容院でカットしていたので、これからは出来ないのかぁ~とガッカリしていました
やりたいけど、出来ない
ケアマネジャーさんに、ヘアカットの事を聞くと、皆さん床屋さんをお家に呼んでいると教えていただきました
わたしは、そういうものか~と思っていたので、床屋さんを呼ぼうとしたのですが、旦那は納得がいかないみたいでした
やはり、病気になっても、麻痺になっても、オシャレにしていたいですよね!
でも、当時車椅子だった旦那には美容院なんて、とても難しいハードルでした
やりたい事が出来なくなるなんて…当たり前じゃなくなった日常にとてもショックを受けていたと思いました。
障害があっても受け入れてくれる美容院探し
そこで、たくさんある美容院に電話し、麻痺があってもカットできるか尋ねまくりました!
電話して何軒目かに、障害を受け入れていて、さらにそういう人のヘアカットの経験のある方が見つかりました!
この時、障害者のヘアカットの経験を持つ美容師さんに出会えて、本当に良かったと思います
その方は男性の方でしたので、旦那も安心した様子で予約してみる事にしました
初めての美容院
旦那はまるで小学生が初めて美容院に行くかのように緊張していました!
椅子に座れるかな?歩けるかな?シャンプー台まで移動できるのかな?など、たくさんの不安がありました
担当の美容師さんは若くて優しい方で、椅子に座る誘導などもとても上手でした。また、他の美容師さんも普通に接してくれて、とても印象が良かったです
普通になれた気がする
病気をして、歩けなくなって、お風呂にも入れなくて、食べれなくて…
普通の生活が出来なくなった旦那は、毎日、いろんな事が出来なくなった…と、悲しそうにしていました
買い物、食事、ヘアカット…何も出来ない
そう思っていました。わたしもそう思っていました
そんな時、旦那がこんな状態だからこそ、オシャレにしたいと言いだしました
周りからなんて思われるか、なんて言われるか…
そんな思いを乗り越えて思い切って、美容院へ行こうとしました
そして、出会った素敵な美容師さん
髪を切ってもらった旦那は「普通になれた気がする」と、とても嬉しそうでした!
ちょっとした事で、わたしには気にも止めなかった事ですが、旦那にはとても大きな一歩でした
その後は、どんどん外出しています!
後遺症があると、出来ないとか、難しいとか感じると思いますが、一歩踏み出してみると、案外出来ちゃうかもしれません
それを旦那が証明してくれるので、わたしも頑張ろう!と思えます
病気の人も、介護している方も、家族の方もみんな応援しています!
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最後までお読みいただき、ありがとうございました
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